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VOLVO Groove Trotter FH12 を4軸低床車に!

昔、ジ ローもトラックの運転手をしていたときに普段からよく乗っていた4軸低床を創ってみました。もちろん、実際に乗ってたのはこんなサイドバンパーもエアロ風 ではなく、普通の角パイプをくんだ物でしたが、やはり好きなデザインは4軸低床車です!
 

いざ製作開始 その1 部材の調達


何はとも あれ部材の調達です。ジローはそんなに何台も車両を持ってるわけではないので取りあえずベースになる車両が必要なのでナイトハウラーのフルオペと VOLVOを各一台ずつ用意しました。これでイキナリいい出費です・・。トホホ

シャシーの製作

本来なら ベンツ1850のシャシーとナイトのシャシーを組み合わせて作るのがお手軽だとは思いましたが、ビンボー性のジローは手元に引き摺りを作ったときに 残ったVOLVOのシャシーがあったので、VOLVO+VOLVO(カット)+ナイトの組み合わせで作ってみました。これで\1600の節約。

フロント2軸リンクの製作


4軸低床 を作る上で、まず頭を悩ます箇所です。ジローも実際に作り始めるまで、かなり悩みました。その結果、ステアサーボを2軸目の後ろにずらす方法を採りまし た。つまり標準の取付方法を2つ組み合わせる方法です。
サーボ動く
  ↓
2軸目動く
  ↓
1軸目が2軸目に引っ張られて動く
このような動きになります。実車とは逆な動きですが、この辺が妥協点かと・・。因みに2軸目は架装を取り付ける関係でダンパーは取り付けてません。画像に 写ってるタイヤはイメージを掴むために付けただけの標準タイヤです。



プロペラシャフトの製作


ナイトの プロペラシャフトとステンレスシャフトを画像の様にカットします。切り欠きになっているところはヤスリでコツコツ削ります。この三つを真鍮のパイプに通 し、ビスで固定します。恐らく中に入れるステンレスシャフトは無くても問題はないかも知れませんが走行時はココに一番負荷が掛かるので補強のつもりで入れ ています。採寸するのはミッションのジョイントカップからデフのジョイントカップまで。注意点としてあまり一杯の長さで作るとサスの上下運動に支障が出て 動きが渋くなるので適度なゆとりを持たせる事が必要です。ジローは3回ほど作り直しをしました。


扁平タイヤのチョイス


はい。二 つめの難所です。四軸低床の特徴の一つでもある「短足」です。ジローも色々と考えては見たのですが、イイ物が見つかりませんでしたので皆さんご存じの有名 な方の方法を採らせて頂きました。タムテックギヤのバギーチャンプフロントタイヤです。これにウレタンスポンジと普通のスポンジをインナーとして入れ車重 に耐え得るだけの強度を持たせます。これを純正のホイールにはめ込んでいきます。言葉で書くと簡単ですが、合計12コです・・。かなり無理に引っ張りなが ら入れるので相当な力が必要です。これだけタイヤを入れ替えると余ってくるのが純正タイヤです。目に付いた物だけでもこれだけ部屋に転がっていました・・ 探せばまだ出てくるかも・・。



全体像の把握


この辺に 来ると、かなり疲れやストレスが溜まってくる頃です。ココで一度、未塗装でもキャブを載せて全体像を把握します。この作業の理由ですか?勿論、モチベー ションを上げるためだけです。


塗装


キャブの 塗装に入ります。用意する物、新聞紙、プラサフ、塗料、クリア。この位で十分だと思いますが、ジローは食器乾燥機を用意しています。塗装後のパーツを食器 乾燥機に入れる事で埃による被害を少しでも抑える事が出来るのと、乾燥が早まります。今回はマルーンに塗装しますが、マルーンのそのままの色だと少し明る すぎる様な気がしますので、敢えて発色を押さえる為プラサフを吹いた後に黒を一吹きして、その上からマルーンを吹いていきます。この方法が正しいのかどう かは分かりませんが、こうする事でかなり落ち着いた色になってくれました。
塗装手順としては
パーツの洗浄(中性洗剤で剥型剤をきれいに洗い流します。)

乾燥

プラサフ
↓(乾燥)
下地色(今回は黒)
↓(乾燥)
塗装
↓(乾燥)
塗装
↓(乾燥)
クリア
↓(乾燥)
クリア
↓(乾燥)
研磨

これでそこそこな感じにはなりました。




架装フロアの製作

架 装のフロアの製作ですが、タミヤ純正のパネルバンセミトレーラーを使用します。フロアだけはそれほど難しい事はないとおもいます。架装が載る分のシャシー の長さを測り、その寸法でカットするだけです。

次にシャシーの上からミッションが飛び出していますので、その分の逃げを作り、ステアリングシャフトも同じくシャシーの上から出ているので、その2つを カットします。出来上がった架装を載せるためにシャシーの上に2mm程度の厚さのフラットバーを敷きます。(3枚目の画像)架装のフロア面とシャシーの間 に薄いアルミの板が一枚あるのが分かると思います。こうする事で、このフラットバーに3mm程度の穴を空けて、その穴を使ってシャシーに固定し固定された フラットバーに架装を固定出来るので、直接シャシーに架装を固定するよりも架装に穴を空ける際に失敗する確率か低くなります。

勿論、採寸や穴あけに自信のある方は直接シャシーと架装を固定すれば
さらに低床らしい重心の低い車輌が作成できます。

リア廻りの製作

プラ棒とプラ板を使ってこのような箱を作ります。これがリア バンパーになります。「こうしなければイケナイ」と言った決まり事は無いので好きなように作って構わないと思います。

次にテールランプの製作ですがVOLVO FH12のページで説明していますのでそちらを参照してください。

サイドバンパーの製作

大まかなデザインを決め て、厚さ1mmのプラ版を切り出します。切り出したプラ板を実際に車輌にマスキングテープなどを使って仮止めし雰囲気を確認しながら厚みを出すのであれ ば、さらに切り出した部品を貼り合わせ細かいデザインをして納得できる形にしていきます。

デザインが出来上がれば、先に紹介した要領で塗装していきます。

仕上げ

最終的な仕上げにはいります。残る大きな作業は荷室の柱を カットし、架装のパネルの作成だけです。このへんはここまで来ることが出来たのでそれほど大きな問題はありません。パネルについてはこんなに大きなプラ板 は売ってませんので、ホームセンターで売られている塩ビ板をカットして使いました。厚みが0.5mm程薄かったのですが、まぁこのへんは許容範囲というこ とで見て見ぬふりをしておきます。 
一点、気をつける必要がありますが、4軸底床車は荷室が高いのでパネルバンセミトレーラーの柱の高さはそのままでは使えません。新たに部品で「コーナーフ レームA」を取り寄せてカットして使うようにしましょう。

これでほぼ仕上がったようなものです。 なんか真っ白のパネルを入れていると抗菌仕様車みたいになってしまいました。
あとは細かい部品の取付で完成です。
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