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HINO PROFIA FW 8x4





VOLVO 8x4 国産車化計画


4軸底床VOLVOを国産車化します。
車種はジローがトラックドライバー時代に憧れるだけで、最後まで乗ることのなかった現行プロフィアです。
やはり4軸の低床車は日本だけの規格の車なので、常々VOLVOだと違和感を感じていました。
このあたりで思い切って悲願のムネトラ謹製のプロフィアキャビンをお譲り頂きました。

右の画像は、さっさと窓を切り取ったあとの画像です。
もう、待ち焦がれて届いてすぐに脱脂がてら一緒に入浴してガシガシ洗ってやりました。
で、早々に窓部分を切り取りました。

仮組みでイメージを掴む

まず仮組みしてイメージを掴みます。
まぁ、こんな感じですね。
仮組みしてイメージを掴みましたがイメージ通りにこの状態で組むとキャ ブをチルトさせたときに、バンパーの上部とグリル付近の下部が干渉・・というか、ガッツリ当たるわけですね。イキナリ難問にぶち当たりました。
まずは手始めに、グリル下部のマジックでマーキングした部分を切り取ります。もちろん実車でもここは隙間が空いてるので問題なし。

ですが、カットしてもやはりまだキャブとバンパーは干渉します。
干渉しない位置までバンパーをずらすとこんな感じの位置関係になります。ジロー的に現行プロフィアの前出しバンパーは少々イメージと違うので、ここは何と かしなくてはいけない場面に直面しています。

キャブはチルトさせます。


色々と試行錯誤した結果、行き着いた先は「キャブと一緒にバンパーもチ ルトしろ」でした。実際のところ実車でも現行プロフィアは、グリルを開けた状態でチルトするので、グリルの開かない模型ではバンパーに干渉して当然なんで すね。
で、グリルが開かない代わりにバンパーもお辞儀させます。

最終的にはこんな形 になりました。
キャブと一緒にバンパーもチルトさせることで干渉する位置を逃した形になります。もうこの辺になると苦肉の策とでも言いますか・・。


塗装開始(バンパー下地編)


まず、今回の一番の課題でもあるバンパーのメッキ塗装に挑戦です。ま ず、下調べしたとおり通常の下地作りをして、黒に塗装します。
当然クリアを吹いて鏡面仕上げにします。

クリアを吹いた後、入念に2000番のペーパーを掛けます。
このあとに細目のコンパウンドで仕上げます。

とりあえず初めてのメッキ塗装なのでよくわかりませんが、色々と調べて みたところ、とにかくテラッテラッの鏡面に仕上げることが肝だということでこのくらいまで仕上げてみました。
なんかこのくらいキレイに仕上げられたら「これでエエやん」とか思ってしまいます。

ライト周りの組み立て

ライトの部分は彫りが浅く付属のリフレクターを取り付けると外側の部分 が若干バンパーから前に出てしまうので、バンパーのライト部分は予め繰り抜いておきます。 そうすることでバンパーの肉厚分奥行きが増してるリフレクター が前に出ることはなくなります。
リフレクターは1mm厚のプラ板をバンパーの内側のRに合わせて曲げた ものに接着し、このプラ板ごとバンパーの裏側に接着します。

こんな感じです。
さらに先に塗りにくいライト部分をメッキ塗装しておきます。
ついでにLEDを取り付けて点灯テストをしておきました。

バンパーやライト周りをいじるときに毎回架装を開けてMFCのコネク ターを外していじるのもどうかと思ったのでキャブ内で配線を取り外し出来るようにコネクタを設けました。 これで毎回架装を下ろす必要がなくなります。

バンパーの塗装(本塗装)


今回の山場の自家メッキ塗装です。
メッキ感は塗り方によってはかなりいい雰囲気になってくれましたが、塗装方法が少々特殊で取り扱いに癖があります。

なかなかの雰囲気が出ていますが、この段階ですでに2回ほど塗り直して います・・。結局は下地で最終的な出来が決まるのは、本物のメッキも塗装も同じなんですね。メッキ塗装して初めて凸凹がわかります。

キャブ塗装開始


キャビンはVOLVOの時と同じように発色を抑えた沈んだ色にするため にマルーンを吹く前に黒で下地を作ります。
左の画像はすでに一吹きして仮組みしたことろです。
これでなんとな出来上がりをイメージできます。

ミラーステーの作成


ミラーステーを作ります。
まず2mmのステンレス棒を曲げてミラーステーを作ります。次にキャビンのAピラーにマスキングテープなどで養生し、その上からエポキシパテでステーの ベースを作ります。ベースができたら、ミラーステーを突き刺して形を整えて硬化を待ちます。

エポキシパテが固 まったのを確認し、養生したマスキングテープに張り付いているのを取り外してミラーを取り付けるステーをはんだ付けします。
通常電子工作をする時に使うはんだではなく、ヤニなし半田と専用フラックスを使用します。
ジローも初めてステンのはんだ付けをしましたが、使い方は比較的簡単でした。
まずはんだ付けする素材にフラックスを一滴付けて、コテで温めます。温めたあと予備ハンダをします。次に予備ハンダを温めるようにして双方の素材をつける だけです。
フラックスもはんだとセットで¥500くらいでホームセンターで販売されています。
難点は強度の問題ですね。



念願のハイルーフ化!!


念願のハイルーフか です!
ジロー的にはやはり現行プロフィアはハイルーフのイメージが強いですね。
そこでムネトラさんで以前販売されていたハイルーフのプロフィアキャブのハイルーフ部分だけを入手しました。
で、早速標準ルーフのキャブに載せてみましたが・・・全然チリが合いません・・。当然です、全く違うキットの部品を持ってきているわけですから合うはずが ありません。そこで標準ルーフのルーフ部分をガッツリ削ります。


意を決してゴリゴリいきました・・。
結果、こんな感じです、ここまで来るともう後へは引けません。一度は下地の黒まで吹きましたが、せっかくのハイルーフ化です!下地の吹き直しなど取るに足 りません。いくらでも塗り直します。

ハイルーフを乗っけるとこんな感じです。
すでにプラサフ(レジンプライマー)まで塗装してます。
実はハイルーフ部分とキャブ部分の幅が若干違い、ハイルーフ部分が数ミリ幅がひろいのですが、その誤差を目立たなくするためにムネトラさんからアドバイス を頂き、1mmプラ棒で雨樋を付けました。

キャブ再塗装


ハイルーフも取り付けたので塗装再開です。
サフも吹いて下地の黒を塗装したところです。
相変わらずキャブは食器乾燥機の中。

再度、マルーンで本塗装をします。
コーナーパネルなど黒で塗り残している部分は、後からメッキ塗装するための下地になります。

付属のウィンカーレ ンズを少し加工します。
付属のウィンカーレンズをそのままドアパネルに取り付けると少々オーバースケールに見えるので、周りの耳の部分を少し削り落とします。
後はドアパネルに瞬間接着剤で取り付けます。


不要な部分にきっちりマスキングをしてメッキ塗装を施します。
やはり部品単位で塗装すると厚さが変わってパーツごとのメッキ感が少しずつ異なっています。
このあたりを少し見なおす必要があります。

仕上がりはこんな感じです。
初めて挑戦した素人の割には、まぁまぁな仕上がりではないでしょうか?後は耐久性の問題ですね。
塗装面を保護するならクリアーを吹けばいいのですが、メッキ塗装は上からクリアーを吹くと単なるガンメタになってしまいます。
水性ウレタンニスを塗る方法もあるようですが、テストしてみた結果やはり「ちょっとメッキ感のあるシルバー」に成り下がってしまいます・・。
どのあたりで妥協するかがキモになりそうです。
ディスプレイなら全く 問題ありませんが、RCだけに走行モデルなのでやはり何かと触る機会も多く、どのくらいの耐久性があるかが問題です。

窓ガラスを入れました。
窓ガラスは0.4mm透明プラ板を裏から黒で塗装しただけです。
モールドに入り込んだコンパウンドは後から爪楊枝などで取り除きます。

ちょこっと化粧直し


街中で運送会社の社名と一緒に車のメーカーロゴなんかが入ったトラック をたまに見かける事がありますが、少しそんな感じにしてみたいと思います。左の画像のようにHINOのメーカーロゴと車種名をカッティングシートで切り出 しました。
もちろん左右で貼るために二枚製作しました画像は左用。

完成画像は右側ですが、こんな感じになりました。

アンテナパイプステーの作成


アンテナパイプを固 定するステーを作成します。
自宅に残っていた0.7mmのアルミ板を幅10mmにカットします。
カットしたアルミ板をパイプのRに合わせて曲げ、ビス穴を開けます。
最後にビス部分の周りを少し削って形を整えます。



小物類の取り付け

小物類を取り付けます。
左ミラーステーはすべてステンレスで作成しているのでハンダで固定します。安全窓は透明プラ板に塗装して取り付けしています。

付属のフロントウィンカーを切り出して両面テープを幅1mmほどにカッ トし貼り付けて完成です!

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